①ギター編では初心者が買うべきギターの一例をご紹介しました。
今回は、ギターと一緒に買うべき「マルチエフェクター」です。
1.
マルチエフェクターのススメ
お気に入りのギターが見つかっても、エレキギターはそれだけでは本来の魅力を発揮できません。
せっかくいいギターを購入しても、憧れのギタリストと同じような音が出せなければつまらないですよね。
まず必要となるのが、音を増幅する「アンプ」です。
しかし、日本の住宅事情ではなかなか音を出すことさえ難しいという方が多いと思いますし、何よりアンプが1台あるだけでは音作りの幅は相当狭くなってしまいます。
そこで、実際に存在する有名アンプを電子的にシミュレートした「アンプシミュレーター」という機器を使い、ヘッドフォンを接続して演奏すると、あたかも大型アンプをスタジオで鳴らしているような気分で演奏をすることができます。
最近のアンプシミュレーターのモデリングは非常によくできているので、ある程度アンプの特性を覚えておけば、実際にスタジオで練習する際のアンプ選びやセッティングに生きること間違いなし。
また、エレキギターは、様々な音のバリエーションを作るために、音色を変える「エフェクター」を使用して演奏するのも楽しみの一つです。エフェクターには、1つの筐体に1つの機能を持たせた「コンパクトエフェクター」と、多くの音色や機能を1台に集約した「マルチエフェクター」があります。



「コンパクト」と「マルチ」、どちらがいいのか?
個人的に、まず最初に用意すべきツールとして「マルチエフェクター」をオススメします。
コンパクトエフェクターは、自分の好みのペダルをピックアップして自由に組み合わせられることが魅力ですが、初心者の方は「どのエフェクターがどんな音色なのか」をある程度マルチで経験してから、こだわりの1台を選び組み合わせていった方が失敗が少ないと思います。
また、マルチエフェクターには、ほとんどのモデルに上で述べた「アンプシミュレータ―」も含まれていますので、「1台あれば何でもできる」非常に便利なツールなのです。
実際にマルチエフェクターを使用してみた例です。
スピッツ / 愛のことば
↓BOSS GT-1(2020年)
↓BOSS GT-6(2010年)
近年のマルチエフェクターにはUSB端子などが装備されており、PCと接続して音源を流しながら演奏をしたり、レコーディングしたりと拡張性も魅力です。
ただ、マルチエフェクターといっても、小型のシンプルなものから、プロがステージで使用するような多機能で高額なものまで様々な製品が販売されています。
最初の1台に求める条件は…
①操作が直感的でシンプル
②一般的なエフェクトが一通り網羅されている
③価格が手頃
ですね。
これらを満たすエフェクターとしてオススメしたいのが、BOSS GT-1です。
2.
BOSS GT-1の良いトコロ
まず、安い。
電源アダプターとセットで2万円前後で市販されています。上位機種のGT-1000が10万円前後であることを考えると、圧倒的なコスパです。
ただ、安いからと言って侮ってはいけません。GT-1は、ギターを演奏する上で必要なエフェクトはほとんど網羅していますし、音質も価格を考えれば圧倒的なクオリティです。
また、軽い・小さい。
個人的におススメする一番の理由がこれ。
ギターケースのポケットに収まります。
手軽に始められる。
様々なジャンルに対応したプリセットが100パターン入っており、まずギターをつないで音を出しながらパッチを切り替えて、自分の求めている音に近いパッチを探します。
見つかったら各エフェクトのパラメーターをいじって細かい調整をすればすぐに理想の音に近づけます。
各パッチや音色の紹介なども今後書いていきたいと思います。
初めてのギター選び編
この記事へのコメントはありません。